頬骨 削るを徹底解剖&解説

IS学園大学は一学部(生涯学習学部).二課程(家庭教育課程・人間開発教育課程)からなる「通信制大学」です。
学生は自学自習するテキスト履修とスクーリングで学習に参加し、生涯学習学部のカリキュラムを通し自己開発的な研究を行うことで生涯、学習を継続し、生き甲斐ある生活を送る素地を培ってもらいます。 このユニークな大学ができるまでの手記を公開します。
話を進める前に、ここがどこかを説明しておく必要がある。 ここは通信制高校の教室。
通信制高校といってもご存じない方にはイメージが沸かないかも知れない。 高校を中退して、不登校などで学校に通えない人が勉強している高校で、日ごろは自宅で学習し、週に一度か二度、学校に通う。
これをスクーリングといっている。 つまり、そのスクーリングを受けるのがこの教室というわけだ。
高校を中退したり、不登校だったりするわけだから、保護者の悩みは大きい。 それだけにこの保護者懇談会に臨む保護者のまなざしも真剣そのものだ。

平日の昼間にもかかわらず結構な人数が集まった。 喧名ほどはいるだろう。
結構な人数といっても、この教員が担当している生徒が200名以上いることを考えれば、1割の親も来ていないことになる。 これを多いと見るか、少ないと見るかは意見の分かれるところだろう。
しかし、ここに集まった親が熱心であることに違いはない。 特に、先生に会うからと着飾っているわけでも、地味なスーツを着ているわけでもなく、ごく普通の服装が目立つ。
保護者懇談会の目的はいくつかある。 学校から保護者へ生徒の様子を伝える、学校の方針を伝える、逆に保護者から学校への質問を受け付けるなど。
要は学校と保護者のコミュニケーションを図ろうというのが大方の目的である。 その話題の中心はもちろん生徒である。
しかも、自分の子どものことだけである。 他人の子どもに興味があるわけはない。
しかし、今回は目的が違っている。 保護者懇談会というのは集めるための口実で、目的は保護者同士の情報交換の場を提供することである。
中退者のための高校の教員をしているからといっても、自分が不登校だったり、いじめられた経験をしている教員は少数派に過ぎない。 実体験を伴わない共感では、いくら話相手としても不十分である。
本当はちゃんと相談相手になりたいと感じているが、何もアドバイスができないことにふがいなさを感じ出してきていた。 そこで、とりあえず、同じ悩みを持った保護者同士がお互いの状況を報告し、話ができる場を提供することにした。

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